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他の薬を服用していると薬剤性EDになる?

日本でEDに悩んでいる人は約1130万人もいると推計されています。
EDの話は下ネタだと思われるし、人には話しにくいので、自分だけが悩んでいると思いがちですが、実はありふれた疾患です。
50歳代では約40%、60歳代では約60%がEDだと言われています。
EDの原因は色々とあります。
EDの人の約8割が喫煙者であることから、タバコはEDの大きな原因の1つだと言っても良いでしょう。
それ以外に、肥満や糖尿病や高血圧などの生活習慣病も大きな原因としてあげられています。
高血圧の状態が長く続くと動脈硬化が進行します。
動脈硬化が進むと、陰茎の動脈も硬化してきて陰茎の血流が悪くなります。
陰茎の血流が悪くなると、陰茎は勃起しにくくなるので、動脈硬化は陰茎にとっては大敵です。
血圧が高い人は、減塩してバランスの良い食生活を送り、適度な運動を行うなどの対策を講じてEDを予防しましょう。
もちろん、禁煙は不可欠です。
バランスの良い食生活で心がけてほしいのことは、毎食野菜をしっかりと食べることです。
野菜のカリウムにはナトリウムを体外に排泄する作用があるので、血圧を下げることを助けてくれます。
また、肉ばかりではなく魚も食卓に登場させるようにしましょう。
魚に多いEPAやDHAが動脈硬化を予防してくれます。
そして豆腐や大豆製品も重要です。
豆腐にはマグネシウムがたくさん含まれていて、マグネシウムは血圧を下げる作用があります。
これらの食生活改善や生活改善を行っても血圧が下がらない場合は、降圧剤を使って血圧を下げます。
高血圧の人の約8割の人は降圧剤を処方されて服用しています。
降圧剤を飲まないといけないほど重症なのかと思う必要はありませんので、その点は安心して処方されたとおりに服用してください。
降圧剤を常用していると薬剤性EDになるという噂があるようですが、病院で処方される降圧剤の大半は、薬剤性EDを引き起こしやすい種類の降圧剤ではありません。

どんな薬で薬剤性EDになる?

薬剤性EDを引き起こすリスクがある薬剤には、血圧を下げる降圧剤、眠れない時に使う睡眠薬、うつ病の時に使う抗うつ剤、統合失調症などで使われる向精神病薬などがあります。
降圧剤は高齢者によく使われる薬ですが、色々な種類があります。
降圧剤の中でも利尿薬やβ遮断薬と呼ばれている種類の降圧剤が、特にEDを引き起こしやすいとされています。
高血圧の際に最も病院で処方されている降圧剤の種類は、カルシウム拮抗薬とアンジオテンシンII受容体遮断薬(ARB)と呼ばれているもので、β遮断剤や利尿剤とは別の種類です。
降圧剤を飲んだらEDになるという噂を聞いて不安になる人も多いようですが、むやみに心配し過ぎないようにしましょう。
また、降圧剤を飲んだら必ずしもEDになるわけではありません。
長期間にわたって常用していると、EDになるリスクが服用していない人よりもいくらか高くなる、という程度です。
これらの薬剤イコールEDになる、というふうには思わないことが重要です。
気にし過ぎるとそれがストレスになり、ストレスがEDのリスクをあげてしまいます。
降圧剤の副作用で薬剤性EDになるわけではないので、降圧剤を飲むのを止めたり量を減らしたりしないでください。
β遮断薬や利尿剤がなぜEDを引き起こすのかは、まだよく判っていません。
しかし、動脈硬化はEDの原因となります。
高血圧を放置すると動脈硬化が進行します。
動脈硬化もまた、EDのリスクを上げます。
高血圧をきちんと治療して動脈硬化を起こさせないことは、EDの予防になります。
高血圧から脳出血などの脳血管疾患を起こしてしまうと、脳血管疾患がEDの原因となることもあるので、血圧はしっかりとコントロールしましょう。
そして万が一、たとえ薬剤性EDになったとしても、降圧剤によるEDにはバイアグラなどのPDE5阻害薬などの治療薬が良く効くので、打つ手はあります。
また、降圧剤とバイアグラなどのPDE5阻害薬を併用しても問題はなく、副作用が強くなるということもありません。
血圧が高い人は、まずは血圧をきちんとコントロールすることがEDの予防にも高血圧による合併症の予防にも重要です。

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